プロジェクトX〜挑戦者たち 「国産コンピューター ゼロからの大逆転」

感動できるようなコードを書かないと!!

プロジェクトX〜挑戦者たち〜

『 昭和49年、一台のコンピューターが世界中を驚愕(がく)させた。富士通が開発した大型コンピューター「M190(アメリカでの型式「470V/6」)」。世界最速の演算速度を実現し、巨大企業IBMの性能を凌駕(りょうが)し、NASAベル研究所など、世界最高の頭脳集団へ輸出された、初の国産コンピューターである。

 開発が始まったのは昭和20年代、リーダーは当時弱小の電話機製造メーカー富士通の技術者、池田敏雄。後にミスターコンピューターと呼ばれる男である。プロジェクトルームはトンカツ屋に、駅のホーム。会社には行かず、様々な場所で若手と議論を闘わせた。
「開発は感動から始まる」「挑戦者に無理という言葉はない」』